LAP+[ラプラス] G503s ハードウェアマニュアル

アンテナの設置 

必ず天井。ケーブルは挟まない。
会場に直接赴く事を重視しています。

1.アンテナは必ず天井に設置
アンテナは必ず天井に設置してください。トランクの上や車内に設置すると、静止状態にてGPSを測位出来ていてもスポーツ走行時に向きが変わる事でGPSをロストし、走行軌跡が歪む事があります。

 

2.ケーブルを車内に取り込む場合
ケーブルを車内に取り込む場合、ドアや窓に挟まないようにしてください。GPSのケーブルは同軸ケーブルのため、ケーブルが潰れるとそこからノイズが入ります。静止状態でGPSを測位していてもコーナーでGがかかったときにケーブルがさらに押しつぶされ、特定のコーナーのみ波形が歪むという現象が発生します。

3.余ったケーブルの処理
余ったケーブルを束ねる場合、Z字状ではなくO状で束ねてください。同軸ケーブルの折れが原因でノイズが入り、走行軌跡が歪む事があります。

 

本体の固定 

必ず外れないように固定してお使い下さい
eneloop

1.本体、シガープラグは走行中に外れないようしっかりと固定してください。付属の面ファスナーで不十分な場合は必ずテープなどで補強するようにしてください。

また、余ったケーブルについても運転の邪魔にならないように束ねるようにしてください。

  

 

電源の投入

LAP+[ラプラス]G503sに電源を入れる前に、必ずGPSアンテナをコネクタに接続してください。逆にGPSアンテナをコネクタから外す場合は先に電源を切ってからGPSアンテナのコネクタを外してください。GPSアンテナには電圧がかかっており、機器に負担がかかり故障の原因となる事があります。

全て接続した状態でエンジンを始動すると、極めて希にLEDが点灯しない事があります。この場合、シガープラグのUSB端子を抜差しする事でLAP+[ラプラス]G503sを再起動してください。

 

データの記録

LAP+[ラプラス] G503sには内蔵メモリがあり、内蔵メモリで約3.5時間の走行を記録する事が出来ます。4km/hになったときに記録を開始。4k/h未満に下がって3秒以上経過した段階で記録を終了します。

記録中はLEDが点滅し、車速を検出している事を通知します。

内蔵メモリの残量が20%を切った時点(残り約40分)となった段階で点滅しているLEDの滅の部分が黒ではなく黄色に変わります。 早めにパドックに戻り、microSDカードへデータを転送してください。

内蔵メモリの残量が無くなると点滅しているLEDの滅の部分が赤色に変わります。この場合、新たにデータは書き込まれません。microSDカードへデータを移してください。

 

microSDカードへの転送

microSDカードへの転送はボタンを5秒以上長押しする事で行われます。5秒以上ボタンを押すと、LEDが赤色に変わりmicroSDカードへデータを書き込み、書き込んだ内容と内蔵メモリが一致するかを確認します。一致した時点で内蔵メモリはクリアされます。3.5時間の走行データで最長2分ほどかかりますので途中でカードを抜かないようにご注意下さい。(カード、本体が破損する可能性があります)

 

ログファイルの切り替え

カメラの露出の関係でLED中央部分は白くなっていますが、実際は鮮やかな色をしています
LEDの色は4種類

4km/h未満の状態(つまり、LEDが点滅ではなく点灯の状態)で、ボタンを短く押す事でLEDの色が変わります。この色は、青、緑、水色、ピンクの4色あります。パソコンに取り込んだ際、このときの色でラインが表示されます。講師の方に運転していただいた。耐久レースでドライバーが変わった等の時に色を切り替える事で、後で確認しやすくなります。

(時間のみの表示だと、どのときのデータか直感的に分りにくいものです)