12.13版LAP+Intakeに10Hz版初期化コード混入のお詫び
日頃、LAP+Intake、LAP+View.netをお使い頂き誠に有り難うございます。
2009年12月13日にリリースしましたLAP+Intakeに10Hzにて初期化を行うコードが混入している事が判明しました。ファイルをダウンロードした方は、お手数ですが削除をお願いいたします。また、インストールを行った方は最新のLAP+へとアップデートをお願いいたします。
10Hzは、何故問題なのか?
dp3にて実走行評価を行った結果、10Hzの設定を行うと品質が低下する事を確認しました。その為、不特定多数のユーザ様にお使いいただく訳にはいかないと判断し、dp3として現状のPhotomateに対し10Hz設定機能を設けないという判断を行いました。
これらの問題点はすべての状況で発生するわけでは無い事を最初にお断りさせていただきます。
以下は、その評価結果の一部です。

図1 車速波形(赤:10Hz、青:5Hz)
10Hzにて出力した際、2プロットにて同じ値が続く事がある。

図2 8の字ターン時の走行軌跡(赤:10Hz、青:5Hz)
緯度、もしくは経度側の値更新が行われていない場合が発生しているようで、走行軌跡が不自然に歪む
この際、現時点ではLAP+View側が10Hz対応していない為、横G等の波形が通常より小さく表示されるなどのバグはあります。ですが、走行軌跡、車速グラフは10Hzなどのサンプリングレートに依存したバグはございません。
また、以下は10HzでサンプリングされたPerformanceBoxの走行軌跡と、5HzでサンプリングされたPhotomateの走行軌跡です。(鈴鹿サーキット本コース、1コーナー) 両者の走行軌跡に違いは見受けられず、10Hz、5Hzによる十分な品質の差は無いと判断しました。

図3 PerformanceBoxによる走行軌跡(10Hz)と、Photomateによる走行軌跡(5Hz)の比較
以上の評価結果に基づき、GPSそのものを10Hzにするメリットは無いと判断しております。
その代わりとしまして、LAP+View.net側にて中間値を適切に計算を行い20Hzでのアニメーションを行う事が出来るように致しました。単純な10Hzでは到達出来ない、極めてスムーズなアニメーションは、GPSを10Hzにする事以上のメリットがあります。
今回の件で、ユーザの皆様には多大なご迷惑をお掛けする事になり、大変申し訳ございません。
引き続き、ユーザ目線でのソフトウェア開発を続けて参りますので今後とも、皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。
2009年12月15日 dp3 南 敏彰
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